初期バージョンの終わりとエラッタ後の環境

【結局、初期環境で最凶だったのは?】

ビートルやソードファイターを並べて、
早めに追い風でベリアルを出して圧殺を狙いつつ、
それが上手くなければ防戦気味に回ってゲージを減らして、
基礎CPが増えたところで追い風+MAGICIANを使い、
場のリセット+ユニット+突撃の合図 という
「追い風MAGICIAN」デッキが、上手くJOKERを戦術に
がっちり組み込んだデッキで総合的に最強だったと考えている。

ボックスとハウリングのお蔭で手札が安定して整うし、
後攻で不利な状況でも、MAGICIANで挽回できるという
安定感の高さがこのギミックの根源的強さだと思う。

今回のエラッタによる影響はボックス弱体化が響く。
ただ、安定度がかなり下がることは間違いないが、
「ギミック自体が強い」ので強デッキであり続けるだろう。

で、このデッキに対抗できるとされたのが、8月の終わり頃に
頭角を現した「ユーベル/ジャンヌ/ダークアーマー」を
搭載した青緑デッキ。

毘沙門対策としての「エクトプラズム」
ベリアル対策としての「高BPユニット + 防壁/闇鎧」
突撃の合図/ジャッジメント対策としての「逆転の大竜巻」

と、環境で強いとされるデッキすべてにある程度の耐性を
持たせることができたからである。

また、自LPを積極的に減らすことで相手よりも早く
決定的な威力のJOKERを呼び込めるという点も強みで、
現時点ではテンプレ的な構成はまだ固まってないようではあるが、
JOKERを戦術に組み込みやすくなるという点でこれも
有力なギミックだと言えるだろう。

恐らくこの2つのデッキは次環境でもトップメタで
あり続けるだろうと推測している。


【どんな環境になるだろうか?】

今回一番影響が大きいエラッタは耳タコだろうけど
サプライズボックスの非サプライズ化である。

箱から鎧を引き込んでハウリングや追い風を手に入れる
ルートがなくなったため、インターセプトに頼った
ターボデッキは弱体(低速・不安定)化を免れない。

このため、インターセプトのキーカードに頼らずに
コストパフォーマンスが良い強めのユニットを多めに投入し、
一気にビートダウンするタイプの初歩的なデッキが、
ある程度息を吹き返してくることが推測できる。

しかし、そういうユニット依存のデッキは
タイタンアリエジャッジ系の黄に弱い。
ボックスの弱体化で逆転の大竜巻を安定して手に入れることも
難しくなるため、4ターン目にジャッジメントを撃つような
ジャッジメントデッキも復権するだろう。

いずれにせよ、緑が環境の中心になることは間違いない。
ジークも強化されるし、リーフィアも相変わらず強いし。

ということで、デッキとしては

「ターボベリアル」
ステロイド
「ユーベルジャンヌ」
「青緑コントロール」
「ジャッジメント系」

の5種類が群雄割拠する環境にひとまずなると思われる。

毘沙門系がちょっと読めない。
MAGICIAN絡めた1ショットデッキは未だ成立するか否か。

【つーか、MAGICIANを何とかするべきだった】

しかし、初期バージョンで圧倒的に壊れた強さを誇った
「MAGICIAN」が修正されなかったのは厳しい。

ただ、ボックスの弱体化でデッキ周回が少し難しくなったため
相対的に少し弱くなったのは事実ではある……がまだ強い。

残念ながらSEGAの開発の方々はMagic The Gathering(MTG)や
遊戯王TCGの過去の系譜に習っていないのか、
「カードを引く」という効果は丁寧に扱わないとまずいと
ご認識されていないようである。

MTGプレイヤーに

「5ターン目ぐらいにしか使えないけど、
3マナぐらいで、手札から好きな枚数のカードを捨てて、
手札が7枚になるまでカードをドローしてよい。
そして絶対にカウンターされない」

という効果のカードをどう思うか聞いてみればいい。
全員が口をそろえてこう言うだろう

「何そのぶっ壊れカード」

と。

自分が沙夜を使ってるから叩くわけではないが、
MAGICIANは普通にCPが5とかでおかしくないほどの
効果だと思っている。何とかしてくれないものか。